2012年10月24日 12:00 | 無料公開
東京電力柏崎刈羽原子力発電所＝３月、新潟県柏崎市
原子力規制委員会（田中俊一委員長）は２４日、東京電力福島第１原発事故のような過酷事故が、福島第１を除く全国の１６原発で発生した場合の放射性物質の拡散予測を公表した。東電柏崎刈羽原発（新潟県）は、事故後１週間の積算被ばく線量が１００ミリシーベルトと高くなる地点が、東南東４０・２キロの同県魚沼市まで到達する結果となった。
政府側が過酷事故を想定し、全国の各原発の拡散予測を公表したのは初めて。
各原発のすべての原子炉で過酷事故が起きた場合の予測では、柏崎刈羽に加え、東電福島第２の南３２・５キロの海上など３地点が３０キロ超で１００ミリシーベルトに達した。
