腎移植中止を江戸川病院に勧告 移植学会、患者死亡受け 

日本移植学会から腎移植中止の勧告を受けた江戸川病院=23日夜、東京都江戸川区

 東京都江戸川区の社会福祉法人仁生社・江戸川病院で生体腎移植を受けた患者が、手術から9日後の昨年11月に死亡していたことが23日、関係者への取材で分かった。遺族側は「医師が静脈カテーテル(管)を抜く処置をする際にミスがあった」と主張。病院側もミスを認めている。

 日本移植学会は同病院に対し、調査で原因が判明するまで腎移植を実施しないよう文書で勧告した。学会関係者によると、こうした勧告は極めて異例という。

 遺族側代理人の竹花元弁護士によると、死亡したのは関東地方の60代男性。


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