胃がん5年後生存率56~80% 中核28病院、5種で公表  

 がん治療の中核となる病院でつくる「全国がん(成人病)センター協議会(全がん協)」は23日付で、胃がんなど5種類のがんについて、28の病院別に治療から5年後の生存率を公表した。胃がんでは56~80%などとばらつきがあるが、がんの進行度で成績に大きな違いが出るため、「生存率の数字だけで病院を選択しないでほしい」と注意を促している。

 データの公表はがん医療の均質化などに役立てるのが狙い。全がん協に加盟する31病院で2001~03年に初めて治療を受けた10万人以上の治療内容を分析。症例数などで基準に達した計28病院がデータを公表した。


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