米で射殺された服部君の母が訴え 「銃必要ない環境を」 

20日、米ルイジアナ州バトンルージュのユニタリアン教会で、銃問題についてスピーチする服部美恵子さん(共同)

 【バトンルージュ共同】1992年に米国留学中の服部剛丈君=当時(16)=が射殺された事件から20年が経過したのを受け、米国の銃犯罪を考える集会が20日、ルイジアナ州バトンルージュで開かれた。母美恵子さん(64)が出席し「人々を自衛目的の銃所持に走らせる恐怖感を取り除き、安全な環境をつくる道を選ぶべきだ」と銃規制強化を訴えた。

 事件に関するドキュメンタリー映画上映後、美恵子さんは壇上に立ち、米国が大好きだった剛丈君の「死を無駄にしないため、銃犯罪問題に取り組んできた」と英語で語った。


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