生物多様性会議、資金援助2倍に 愛知目標達成に前進 

最終日に文書を採択した生物多様性条約第11回締約国会議(COP11)=20日未明、インド・ハイデラバード(共同)

 【ハイデラバード共同】インド・ハイデラバードの生物多様性条約第11回締約国会議(COP11)は20日、生態系保全の「愛知ターゲット(目標)」を達成するため、発展途上国への資金援助を「2015年までに2倍に拡大し、20年まで少なくともその水準を維持する」との文書を採択し、閉幕した。

 資金拠出の目標設定は、10年に名古屋市で開かれたCOP10から引き継がれた今回の最重要課題。資金の拡大が具体的に約束されたことで途上国の取り組みを後押しし、愛知目標は達成に向けて前進することになった。


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