黒田玲子氏に女性科学賞 自然界の右と左を研究 

黒田玲子氏(日本ロレアル提供)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)と化粧品大手ロレアルは19日、科学の発展に多大な貢献をした女性科学者をたたえる「ロレアル・ユネスコ女性科学賞」を黒田玲子東京理科大教授(65)ら5人に贈ると発表した。日本人では4人目の受賞となる。

 黒田教授は仙台市出身でお茶の水女子大卒。東京大で理学博士号を取得した。巻き貝の右巻きと左巻きのように、自然界で右や左への偏りが起こるメカニズムの研究で業績を挙げた。

 今回は他に、ナイジェリア、英国、ブラジル、米国から研究者4人が選ばれた。それぞれ10万ドル(約800万円)が贈られる。


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