2012年10月18日 12:50 | 無料公開
政府の総合科学技術会議の会合で講演する山中伸弥京都大教授=18日午前、東京・霞が関
ノーベル医学生理学賞に決まった山中伸弥京都大教授が18日、内閣府で「創造的な仕事より、話がうまいとか有力な先生がついているということで評価されている気がする。若い人が引っ張ってもらえる環境をつくるべきだ」と述べ、研究評価の在り方に改善が必要だと訴えた。
前原誠司科学技術担当相や総合科学技術会議の有識者議員に対する講演で述べた。
さらに、中長期的に研究が継続できる枠組みが必要とする一方「研究者は厳しい競争にさらされるべきだ。昔すごいことをしたから永遠に身分が保障されるということはやめるべきだ」と話した。