福岡の3児死亡飲酒事故で和解 受刑者ら謝罪、賠償 

飲酒運転事故で和解が成立し、子ども3人の遺影を前に記者会見する大上哲央さんと家族=17日午後、福岡市

 福岡市で2006年8月、飲酒運転した元同市職員今林大受刑者(28)の乗用車に追突された多目的レジャー車(RV)が海に転落、幼児3人が水死した事故で、両親が約3億5千万円の損害賠償を求めた訴訟は17日、今林受刑者らが謝罪、賠償する内容で福岡地裁(田中哲郎裁判長)で和解が成立した。

 両親側代理人によると、今林受刑者と父親が過失相殺なしで賠償金を支払うが、金額は明らかにしなかった。受刑者らは遺族に謝罪し、哀悼の意を表明することも和解条項に含まれた。

 この事故で、今林受刑者は危険運転致死傷罪などで懲役20年が確定した


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