元大学生が殺意否認、熊本地裁 3歳女児殺害事件で初公判 

殺人などの罪に問われた元大学生の裁判員裁判初公判が開かれた熊本地裁の廷内=17日午前(代表撮影)

 熊本市で昨年3月、スーパーに両親と買い物に来ていた清水心ちゃん=当時(3)=を殺害したとして、殺人などの罪に問われた元大学生山口芳寛被告(21)の裁判員裁判初公判が17日、熊本地裁(松尾嘉倫裁判長)で開かれ、山口被告は殺意を否認した。

 冒頭陳述で検察側は「小学生ぐらいの女の子に興味を抱いていた被告は、わいせつなことをして殺害する目的で心ちゃんに近づき、騒がれたので首を4、5分間絞め窒息死させた」と述べた。

 弁護側は「大声を出されそうになり、気付かれたくないとの思いからパニック状態で体を押さえ付けた。死んでも構わないとの考えはなかった」と反論した。


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