“重要海域”58カ所示す COP11専門家会合 

重要海域を認め、保護を強化するよう訴える国際自然保護連合のメンバーら=15日、ハイデラバード(共同)

 【ハイデラバード共同】インドのハイデラバードで開催中の生物多様性条約第11回締約国会議(COP11)で、専門家会合は15日までに、海の生物を守るための重要海域の候補として南西太平洋やカリブ海などの58カ所を初めて示した。

 重要海域は、漁業などを制約するものではないが、将来の規制につながるのではないかとの懸念から、日本などと欧州の間で法的な位置付けをめぐり意見が対立している。

 重要海域は「特殊性」「希少種の生息域」など科学的観点から各国の専門家が区域ごとに検討。「南西太平洋」では、鳥類が多い南タスマン海など26海域が候補として示された。


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