2012年10月15日 05:14 | 無料公開
熊本大発生医学研究所の粂和彦准教授(50)らの研究グループが、脳内で「睡眠」と「学習」が全く別の独立した神経回路で制御されていることを、ショウジョウバエを使った実験で明らかにし、14日付の米科学誌ネイチャーニューロサイエンス電子版に発表した。 睡眠や記憶形成には、神経伝達物質ドーパミンが重要な役割を果たしていることが知られているが、ドーパミンが脳内のどの部位に働き掛けているかなどの詳しい仕組みは分かっていなかった。研究が進めば、眠りながら学習する「睡眠学習」ができる可能性もある。