G7、円高懸念を共有 欧州に危機対応求める 

東京都内で開かれた日米欧の先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)=11日午後

 日米欧の先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が11日、東京都内で開かれた。G7は円高が日本経済の下振れリスクになっているとの日本の懸念を共有。長引く欧州債務危機や新興国経済の減速などで不透明感が強まる世界経済の動向を注視することで一致した。欧州には危機拡大阻止へ対応を求め、金融緩和政策も議論した。

 日本からは初参加となる城島光力財務相と日銀の白川方明総裁が参加。城島氏はG7後の記者会見で「円高が日本経済に悪影響を及ぼすことに強い懸念を有していると説明した」と表明。過度な円高には為替介入も辞さない可能性に各国の理解を求めた。


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