パナ株、一時37年ぶりの安値 シャープ株も年初来安値 

大阪府門真市のパナソニック本社

 11日の東京株式市場で、パナソニック株が一時、前日終値比8円安の470円を付け、1975年10月6日(468円)以来、約37年ぶりの安値水準となった。円高進行や前日の米株安を嫌気し売り注文が相次いだため。シャープ株も一時、年初来安値を更新した。

 パナソニック株が売られた理由に関して、在阪のあるアナリストは「以前ほどの収益力がなく、事業環境が厳しくなる中、業績の先行きに不透明感が強まっている」と指摘した。終値は前日と同じ478円だった。

 一方、シャープ株は10円安の143円を付け、午前に記録した年初来安値(144円)を更新。終値は7円安の146円だった。


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