広島の大野コーチが退団表明 投手陣再建にめど立ち 

 広島の大野豊投手チーフコーチ(57)が8日、投手陣の立て直しができたことを理由に今季限りでの退団を表明した。この日のDeNAとの今季最終戦後に「選手に今季限りでユニホームを脱ぐと伝えた。自分なりのけじめ、区切り」と話した。後任は未定。

 大野コーチは野村監督が就任した2010年にヘッド兼投手コーチに就いた。1年目こそチーム防御率4・80と苦しんだが、投手コーチ専任となった2年目からは再建に成功。3年目の今季は2・72と安定感を見せた。「後任に引き継いでもしっかりやれるだろうと考えた。めどは立てられたと思う」と述べた。


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