オスプレイ高知上空を飛行 沖縄配備初日、合意形骸化 

米軍普天間飛行場に駐機するオスプレイ=6日午前、沖縄県宜野湾市

 高知県は6日、米軍の新型輸送機MV22オスプレイが普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備された1日、駐機していた米軍岩国基地(山口県岩国市)から普天間への移動中に、高知県西部の四万十市上空を飛行したと明らかにした。

 岩国から沖縄への移動経路は明らかになっていなかった。日米で合意した安全確保策では、移動の際は可能な限り水上を飛行することになっているが、沖縄配備初日から形骸化した形だ。

 1日午前に目撃したという情報が、四万十市の広い地域の住民から複数あり、県危機管理・防災課が防衛省中国四国防衛局に照会、飛行していた事実が判明した。


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