2012年10月5日 18:52 | 無料公開
「能力不足」を理由に解雇したのは不当として、ブルームバーグ元記者の日本人男性が地位確認や賃金支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は5日、解雇を無効と判断、請求を全面的に認めた。 判決によると、男性は米金融・経済情報サービスのブルームバーグに中途採用され、月1本の編集局長賞級の記事などを要求する「業績改善プラン」を命じられた。 弁護団によると、外資系企業を中心に無理な課題を設定する「業績改善プラン」の未達成を理由にした退職強要が相次いでおり、今回の判決はこの手法を経た解雇について無効と判断した初めてのケースという。