東電の電力使用率95% 季節はずれの気温上昇で 

 東京電力は1日、供給力に対する電力の使用率(速報ベース)が95%に達し、今夏の節電期間中の最大値である8月30日の93%を上回ったことを明らかにした。東電管内では台風17号が通過し、気温が上昇。各地で最高気温30度以上の「真夏日」となり、冷房を利用する人が増えたとみられる。

 東電によると、この日の供給力は4395万キロワットで、需要のピークは午後2時台の4176万キロワットだった。需要期の夏場が過ぎ、火力発電所が定期検査に入ったことも影響した。電力需給は「厳しい」レベルだったが、東電は「安定供給に支障はなかった」(広報)としている。


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