薄熙来氏党籍はく奪、刑事処分へ 中国、党大会前に幕引き 

(左から)薄熙来氏、王立軍受刑者、谷開来受刑者(ロイター=共同)

 【北京共同】中国国営通信の新華社によると、中国共産党は28日、薄熙来前重慶市党委員会書記(63)に重大な規律違反があったとして党籍をはく奪、党中央政治局員と中央委員の職務を解き、刑事責任を問うため司法機関に送ることを決めた。

 一方、最高指導部が入れ替わる党大会の11月8日開催を決定。薄氏の処遇をその前に決め、一連の問題の幕引きを図った。

 薄氏の妻は8月、英国人ビジネスマンを毒殺したとして殺人罪で執行猶予2年付きの死刑判決を受けた。薄氏の元側近で、米総領事館への亡命を図った罪などに問われた王立軍元重慶市副市長も今月24日に懲役15年の判決を言い渡された。


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