武田医学賞に三品、笹井氏 脳の分子の働き明らかに 

 武田科学振興財団(大阪市淀川区)は28日、2012年度の「武田医学賞」を、三品昌美東京大名誉教授(立命館大客員教授)(65)と、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の笹井芳樹グループディレクター(50)に贈ると発表した。副賞は1500万円。

 三品名誉教授は、脳の記憶や学習における神経伝達物質受容体などの分子の働きを明らかにした。笹井グループディレクターは、さまざまな組織になれる胚性幹細胞(ES細胞)から立体網膜や大脳皮質を試験管内で作り出すことに成功した。


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