平和的に主権誇示と台湾の馬総統 領海侵入の漁民らと面会 

27日、台北の総統府で沖縄県・尖閣諸島沖の日本領海に侵入した漁船団の漁民らと面会し、握手を交わす馬英九総統(右)(中央通信社提供・共同)

 【台北共同】台湾の馬英九総統は27日、沖縄県・尖閣諸島(台湾名・釣魚台)沖の日本領海に25日侵入した漁船団の漁民らと、台北の総統府で面会し、「釣魚台に対する(台湾の)主権を全世界に平和的にアピールした」と述べ、漁民らをたたえた。

 台湾の巡視船が、領海内で日本の巡視船の方向に放水したことについては「日本の巡視船が放水してきたので反撃した。防御的措置だ」と述べた。国際法上、他国の公船に放水などの実力行使をすることは認められていないが、台湾では国際法違反であるとは、ほとんど報じられていない。


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