中国指導部、領有権争い認知迫る 訪中の財界首脳らと会談 

中国の賈慶林全国政治協商会議主席(右)と会談する河野洋平前衆院議長=27日午後、北京の人民大会堂(代表撮影・共同)

 【北京共同】中国共産党政治局常務委員で序列4位の賈慶林全国政治協商会議主席が27日午後、北京の人民大会堂で、訪中した日本国際貿易促進協会会長の河野洋平前衆院議長や経団連の米倉弘昌会長らと会談した。賈氏は、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐり「日本側は事態の重大性を十分に認識し、争いがある釣魚島問題を正視すべきだ」と述べ、領有権の争いが存在することを認めるよう強く求めた。

 日本政府による尖閣諸島国有化で日中関係が悪化して以降、日本の国会議員らが中国の最高指導部メンバーである常務委員と会談するのは初めて。


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