2012年9月27日 20:05 | 無料公開
厚生労働省の専門家会議は27日、医療用に特別に開発されたサウナを使って心機能を高める鹿児島大の「和温療法」を、慢性心不全治療の高度医療として認めることを決めた。未承認の機器を使うため費用はすべて患者負担だったが、11月にも、診察や検査、入院費など通常の診療と共通する部分には保険が適用される。 治療では(1)温度が低めの乾式サウナに15分間入って汗を流す(2)サウナを出て30分間にわたり安静にする(3)水分を補給する―の手順を繰り返す。体温が穏やかに上昇することで全身の血管がわずかに広がり、心臓の負担が軽くなる。