シリアの死者3万人超に 暴力拡大歯止めかからず 

 【カイロ共同】フランス公共ラジオによると、英国を拠点とするシリア人権監視団は26日、シリアでの反政府デモが始まった昨年3月以降の死者が3万人を超えたと明らかにした。一般市民が少なくとも2万1534人含まれるという。

 内戦が続くシリアでは、国連シリア監視団(UNSMIS)が8月に解散しアサド政権側部隊と反体制派の戦闘がさらに激化、国際社会も足並みの乱れから有効な打開策を打ち出せず、暴力拡大に歯止めがかからなくなっている。

 一方、首都ダマスカス中心部の政府軍司令部付近で26日朝、大きな爆発が2回あり、国営テレビによると警備兵4人が死亡、市民を含む14人が負傷した。


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