NASA、宇宙の高精細画像公開 ハッブル望遠鏡で撮影 

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した、宇宙の高精細画像。ごく狭い領域に約5500個の銀河が写っている(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は25日、ハッブル宇宙望遠鏡を使って宇宙のごく狭い領域を集中的に撮影し、はるかかなたの銀河まで捉えたこれまでで最も精細な画像を公開した。

 肉眼では見分けがつかないわずかな光をキャッチ。撮影領域の幅は、地球から見た月の直径の十数分の1と極めて狭いが、約5500個の銀河が確認できた。

 地球からの距離が遠いと、光が届くまで非常に長い時間がかかる。同じ画像に納まっていても、最も遠い銀河は132億年前の姿を示しており、それより近い銀河はより最近の様子が捉えられているという。


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