福島原発、新たに鉄骨1本を発見 3号機の燃料プール 

福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールの底で新たに見つかった鉄骨(中央の白っぽいもの)=25日(東京電力提供)

 東京電力は25日、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールに鉄骨が落下した問題で、プール内をカメラで調査した結果、新たに別の鉄骨1本が見つかったと発表した。がれき撤去作業中に落ちたものか原子炉建屋の水素爆発の際のものかは分からないという。これでプール内には少なくとも2本の鉄骨が沈んでいることになる。

 プールにはがれきが覆いかぶさっているため、22日に撤去作業をしていたところ、近くにあった鉄骨(長さ約7メートル、重さ約470キロ)が落下した。カメラを入れた結果、プールの底で24日に1本を確認、25日は約2メートル離れた場所でさらに1本が見つかった。


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