中国の富豪、資産8・5%減 欧州危機や株安影響 

 【北京共同】2012年の中国の富豪上位千人の平均資産は、前年比8・5%減の54億元(約670億円)だったことが25日、中国の民間調査機関、胡潤研究院の調査で分かった。欧州債務危機や中国経済の減速、株価低迷などの影響を受け、資産は縮小した。

 千人のうち、約半数の469人の総資産が縮小し、37人の総資産は50%以上減った。欧州の需要低迷で打撃を受けた太陽光発電やアパレルといった業種の経営者が著しく資産を減らした。中国政府による不動産バブル対策強化で不動産業界の富豪も資産が縮小した。

 都市別で富豪の人数が最も多かったのは123人の北京。上海は80人と広東省深センの74人を抜いて2位になった。


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