3号機燃料ラック、損傷なし 鉄骨落下で 

福島第1原発3号機原子炉建屋で、がれき撤去作業中に燃料プールに落下した鉄骨(右側の黄色い装置の下)=22日(東京電力提供)

 東京電力福島第1原発3号機の使用済み燃料プールに鉄骨が落下した問題で、東電は24日、プール内をカメラで調査した結果、燃料棒を収納する燃料ラックに損傷が見られなかったことを明らかにした。

 燃料ラックには事故当時の水素爆発によるコンクリート片が積もっていたが、損傷はなく、プールの底に鉄骨が落ちているのが確認された。25日もカメラを入れ、プール底の鉄骨が今回落下したものか調べる。

 鉄骨は22日、3号機の原子炉建屋上部のがれき撤去作業中、別の鉄骨を切断する際の振動でプール内に滑り落ちた。


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