サロベツ原野、5ヘクタール焼失 落雷が原因か 

湿原の一部が黒く焼け焦げたサロベツ原野=23日午前、北海道豊富町

 22日午後3時20分ごろ、北海道豊富町の利尻礼文サロベツ国立公園内にあるサロベツ原野から煙が上がっているのを、トラックで通行中の男性が見つけ119番した。約5ヘクタールを焼失し、23日早朝に自然鎮火した。けが人はなかった。現場では激しい雨や雷が観測され、天塩署は落雷が原因となった可能性もあるとみて調べている。

 22日に道の防災ヘリが消火に当たったが、日没で中断していた。

 サロベツ原野は道北の海岸線に広がる湿原で、ラムサール条約に登録されている。


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