警察にも、いじめ伝えず 当初「問題ない」と高校 

 兵庫県川西市で2日、県立高2年の男子生徒(17)が自殺した問題で、高校は当初「問題はなかった」と伝えていた県警に対し、いじめ情報を4日に把握した後も知らせていなかったことが21日、高校や捜査関係者への取材で分かった。5日に両親の相談で知った県警が高校に問い合わせて初めて認めていた。

 高校は4日にいじめ情報を県教育委員会に伝えながら、両親に知らせていなかったことが分かっており、初動対応があらためて問われそうだ。

 捜査関係者によると、川西署は2日夜に自殺の連絡を受け動機や事件性の有無について捜査を開始したが、「動機などは不明」と結論付けた。


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