ヤマト運輸社員の労災認定 長時間労働で過労死 

 ヤマト運輸の営業担当だった男性=当時(47)=が死亡したのは長時間労働による過労が原因として、船橋労働基準監督署(千葉県船橋市)が労災認定していたことが21日、分かった。認定は13日付。

 代理人の弁護士によると、男性は1982年に同社に入社。埼玉県内の営業所勤務や関連会社への出向を経て、昨年4月にヤマト運輸の船橋主管支店で、管轄する営業所全体について責任を負う営業企画課長に就いた。それ以来長時間労働が恒常化し昨年8月、くも膜下出血で死亡した。

 労基署は死亡直前1カ月間の時間外労働を86時間と認定した上で、長時間労働と過労死の因果関係を認めた。


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