2012年9月19日 18:48 | 無料公開
前田建設工業が開発した放射性セシウム除去プラントの一部=19日午後、埼玉県滑川町
前田建設工業は19日、原発事故で汚染された土壌などから放射性物質のセシウムだけを取り除くプラントを、埼玉県滑川町の関係会社の敷地で報道陣に公開した。放射性セシウムを95%以上分離し、除去する性能があるという。
植物内に取り込まれたセシウムや粒子の細かい土壌に付着したセシウムなど、これまで除染が難しかったものも取り除けるという。建設費用は処理能力1トン当たり1億円程度を目指す。
公開したプラントは高さ約13メートルで、処理能力は1日5トン。汚染物質をプラントの上部に入れて高温高圧の状態にし、物質を破壊してセシウムを水に溶かし出す。