2012年9月19日 13:43 | 無料公開
日銀は19日の金融政策決定会合で、国債などの資産買い入れ基金を10兆円増額する追加の金融緩和を決めた。米連邦準備制度理事会(FRB)が13日に量的緩和第3弾(QE3)を打ち出したことに追随する。輸出の減少など日本経済の先行き懸念にも対応した。市場にお金を潤沢に供給し金利低下を促し、同時に円高の是正を図る。ゼロ金利政策は全会一致で維持を決めた。 日銀の金融緩和は4月以来。景気の現状は「持ち直しの動きが一服している」とし、前月から判断を引き下げた。 10兆円の増額は短期国債5兆円、長期国債5兆円で行う。