原子力規制委19日発足 事故1年半ようやく刷新  

 東京電力福島第1原発事故を受け、原子力の安全規制を一元化した新組織「原子力規制委員会」が19日、発足する。初代委員長には、田中俊一・前原子力委員会委員長代理が就任。事故から約1年半がたち、原子力の安全規制の仕組みがようやく刷新される。

 規制委は、従来の規制を基本指針から全面的に見直すほか、原発再稼働の判断基準づくりや原発の40年運転制限への対応など、難題に取り組む。福島第1原発の収束作業や廃炉にも積極的に関与し、住民の放射線被ばくの健康管理についての方針も検討する。

 原子力安全・保安院と原子力安全委は廃止、規制委とその事務局「原子力規制庁」に統合される


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