2012年9月18日 19:23 | 無料公開
保護された絶滅危惧種のアカウミガメの赤ちゃん(神戸市立須磨海浜水族園提供)
神戸市立須磨海浜水族園は18日、大阪湾で4日から12日まで海面清掃船が回収した浮遊ごみの中に、絶滅危惧種のアカウミガメの赤ちゃん計20匹が見つかり、保護したと発表した。
水族園は「大阪湾の海上で多数のウミガメの子が発見された例はなく珍しい」と話している。20匹は展示後、10月中旬に和歌山県串本町の潮岬近くで放流する。
水族園によると、国土交通省近畿地方整備局神戸港湾事務所の海面清掃船が浮遊ごみ回収時に一緒に引き上げた。事務所の担当者は「例年は1匹見つかるかどうか」と首をひねる。
発見された子亀は重さ約21~61グラム。