200m平で高3山口が世界新 ジュルタ抜き、北島も 

国体の競泳少年男子A200メートル平泳ぎ決勝で2分7秒01の世界新で優勝した、鹿児島・志布志高の山口観弘=15日、岐阜市の長良川スイミングプラザ

 競泳男子の新鋭、鹿児島の志布志高3年生、山口観弘(18)が15日、岐阜市の長良川スイミングプラザで行われた国民体育大会「ぎふ清流国体」少年男子A200メートル平泳ぎ決勝で2分7秒01の世界新記録を出して優勝した。ダニエル・ジュルタ(ハンガリー)がロンドン五輪で金メダルを獲得した時の2分7秒28を0秒27縮めた。

 競泳の日本選手の世界記録更新は、2008年北京五輪100メートル平泳ぎの北島康介(日本コカ・コーラ)以来4年ぶり。

 山口は、最後の50メートルで追い込む得意の展開で、五輪2大会連続2冠の北島の日本記録、2分7秒51も大幅に更新し、北島が11年間保持した同種目の日本記録を手にした。


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