イスラム圏一帯でデモ激化 抗議の矛先、欧米全体に 

14日、アフガニスタンのジャララバードで米国旗を燃やすデモ隊(ロイター=共同)

 【カイロ共同】米国で制作されたイスラム教預言者ムハンマドの侮辱映像をめぐり、イスラム圏各国で14日、金曜日の集団礼拝後に抗議デモが行われた。一部でデモ隊が暴徒化。スーダンで3人、レバノンで1人が死亡した。11日にリビアで米領事館が襲撃されて以降の死者は少なくとも計12人となった。

 スーダンでは14日、ドイツ大使館に乱入して放火するなど、抗議の矛先は欧米全体に向かい始めた。

 スーダンの首都ハルツームでは、米大使館にデモ隊が乱入、治安部隊との衝突で3人が死亡した。デモ隊はドイツ大使館の正面玄関付近に放火し、イスラム教のメッセージが書かれた黒い旗を掲げた。


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