関電など原発協定見直し案を提示 周辺4市町に 

 福井県内に原発を抱える関西電力など3電力事業者は14日、原発周辺の4市町と結んでいる原子力安全協定をめぐり、新たに事故時の補償などを盛り込んだ見直し案を自治体側に提示した。

 自治体は小浜市、若狭町、越前町、南越前町の4市町。福島第1原発事故を受け、4市町でつくる県原発準立地市町連絡協議会は昨年8月、協定を立地自治体並みの内容に見直すよう関電、日本原子力発電、日本原子力研究開発機構に申し入れていた。

 見直し案では、これまで立地自治体との協定にしか項目のなかった事故時の補償を明記。立ち入り調査については、立地よりも権限の弱い「現地確認」として認めた。


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