原発ゼロ「承服できない」 経団連会長、首相に電話 

 経団連の米倉弘昌会長は13日、政府が新たなエネルギー・環境戦略の原案に原発ゼロ目標を盛り込んだことに対し、野田佳彦首相に電話して「承服できない」と反対する意向を伝えたことを明らかにした。都内で記者団に語った。

 米倉会長によると、電話は13日午前の約10分間で、野田首相は「これから(国民に)いろいろ説明していきたい」と述べたという。

 米倉会長は、野田首相が原発ゼロ方針を強く支持しているかは「よく分からない」とし、「首相を取り巻く閣僚が選挙で右往左往している」と語った。

 米倉会長は、政府のエネルギー・環境会議の上部組織である国家戦略会議の民間委員を務めている。


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