2012年9月13日 13:24 | 無料公開
千葉県柏市で昨年5月、2歳10カ月の長男を餓死させたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた無職小坂雄造被告(40)の裁判員裁判が13日、千葉地裁で開かれ、検察側が懲役12年を求刑して結審した。判決は20日言い渡される。 検察側は論告で「エアコンのない部屋に長男と次女を閉じ込め、長期にわたり飢えさせた行為は悪質」と指摘した。 弁護側は最終弁論で「子育ての義務を怠ったことは認めるが、2人の衰弱には気付かなかった」として、保護責任者遺棄罪の適用を主張。 小坂被告は最終陳述で「子供たちにできることがあれば全力で努める」と反省の意を示した。