「こうのとり」切り離し 14日午後、大気圏に突入 

国際宇宙ステーション(下)から切り離された無人補給機「こうのとり」3号機。後方は地球(NASAテレビ)

 国際宇宙ステーションに物資を運んだ宇宙航空研究開発機構の無人補給機「こうのとり」3号機が12日夜、ステーションから切り離された。14日午後、大気圏に突入する。

 全長10メートル、直径4・4メートルのこうのとりは、ロボットアームでつかまれた状態でステーションから切り離された後、約10メートル下方まで運ばれ、長期滞在中の星出彰彦さん(43)が操作して13日未明に宇宙空間に放出した。

 エンジンを噴射して段階的に高度を下げ、大気圏に突入する。飛行士の排せつ物やごみなど不用品約2・1トンが積み込まれており、大半が燃え尽きる。


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