首相、自公と協調路線継続 3候補は党分裂批判 

 野田佳彦首相(民主党代表)(55)は10日午後、代表選立候補者の共同記者会見で、再選後の政権運営に関し自民、公明両党との協調路線を継続する意向を明言した。これに対し赤松広隆元農相(64)、原口一博元総務相(53)、鹿野道彦前農相(70)の対立3候補は、3党協調で消費税増税法成立を優先し党分裂を招いた首相の政治手法を厳しく批判、早期の衆院解散にも反対した。

 首相は「近いうちに信を問う」とした衆院解散・総選挙の時期について「文字通りだ。それ以上でも、それ以下でもない。選挙について特定の時期を明示してはいけないと従来、言っている」と述べるにとどめた。


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