韓国映画が初のベネチア金獅子賞 北野監督作品は受賞逃す 

ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した韓国のキム・ギドク監督=ベネチア(ロイター=共同)

 【ベネチア共同】イタリアで開催されていた第69回ベネチア国際映画祭の授賞式が8日(日本時間9日)開かれ、最高賞の金獅子賞にキム・ギドク監督の韓国映画「ピエタ」が選ばれた。韓国映画の同賞受賞は初めて。

 日本から出品された北野武監督の「アウトレイジ ビヨンド」は受賞を逃した。

 「ピエタ」は、無慈悲な手段で借金を取り立てる孤独な男と、彼の前に現れた母親と名乗る女の間で起こる激しい愛憎のドラマ。キム監督は2004年、同映画祭で監督賞(「うつせみ」)を受賞している。

 キム監督は授賞式で「アリラン」を歌って喜びを表現した。


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