厚労省、保育所定員7万人増 13年度概算要求 

 厚生労働省は5日、13年度予算の概算要求額について、12年度当初予算比2・9%増の30兆266億円と発表した。保育所の待機児童解消に同7・2%増の4612億円を充てる。保育所の定員を7万人増やし、保育士らが子どもを預かる「保育ママ」や病児・病後児保育の受け入れを拡大する考え。

 これとは別に休日や夜間でも一時預かりが可能な保育所の整備や、地域子育て支援拠点の充実などに100億円を要求する。

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療や創薬研究をはじめ革新的な医薬品や医療機器を世界に先駆けて開発する「医療イノベーション」の推進に411億円を盛り込んだ。


  • LINEで送る