「超音波で脂肪分解」は根拠なし ドクターシーラボに措置命令 

 「超音波で脂肪を分解する」などと合理的根拠がない広告をして美容機器を販売したのは景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は31日、化粧品製造販売業者「ドクターシーラボ」(東京都)に再発防止を求める措置命令を出した。

 消費者庁によると、同社は2010年12月から販売している多機能美顔器「DRソニック L・I」について、会報誌で「LEDの光による殺菌効果でニキビケアに効果的」「超音波機能で二の腕などの余分な脂肪を分解」などと宣伝。根拠を示すよう求めたが、提出された資料に合理的な裏付けはないと判断した。


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