2012年8月31日 19:51 | 無料公開
米軍岩国基地でプロペラを回転させるオスプレイ=7月、山口県岩国市(米軍提供)
政府は31日、米軍垂直離着陸輸送機オスプレイがモロッコと米フロリダ州で墜落した事故について、人的ミスが原因とする米側調査を原則容認し、9月中旬にも国内の飛行運用を日本政府として認める“安全宣言”を出す方向で調整に入った。日米合同委員会で安全確保策も取りまとめ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の10月初旬の正式配備に向けた作業を本格化させる。
ただ10月の本格運用は米側の基本方針。沖縄などから「配備ありき」と反発を招きそうだ。
防衛省の分析評価チームは来週末にも、6月にフロリダ州で起きた事故原因の検証結果をまとめる方針。