新種の地球外物質と確認 宇宙ステーションから回収 

ゼリーのような物質に捕捉された微粒子(右下の拡大部分の黒い点)。右上から入り込み、左下で止まった(茨城大・宇宙機構提供)

 宇宙航空研究開発機構と茨城大は30日、国際宇宙ステーションの外側に設置した実験装置から2005年に回収された微粒子が、新種の地球外物質だと確認したと発表した。

 太陽系の小惑星など小さな天体が起源とみられ、太陽系が生まれて間もないころの特徴が残っていると考えられるという。宇宙機構は「太陽系誕生の謎に迫る発見」としている。分析した茨城大の野口高明教授は、この微粒子を捕らえた装置を設置していたロシアの居住棟「ズベズダ(ロシア語で星の意味)」にちなみ、この物質を「Hoshi」と名付けた。


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