原子力委員長らを厳重注意 推進派勉強会で原発相 

 国の原子力委員会が核燃料サイクルの見直しをめぐり経済産業省や電力業界など推進派だけを集めた非公開の勉強会を開いていた問題で、近藤駿介委員長と鈴木達治郎委員長代理は30日、国民の原子力行政への信頼を損ねたとして、細野豪志原発事故担当相から口頭で厳重注意を受けたことを明らかにした。

 内閣府の検証チームが今月6日、勉強会での電力業界側の推進意見により、鈴木委員長代理を座長として進めていた小委員会の核燃料サイクル政策見直し議論が誘導されたと認定し「中立性、公正性、透明性という観点から不適切だった」と指摘していた。


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