「大阪都」に向け住民投票 橋下市長、名称変更に意欲 

 大阪市の橋下徹市長は30日の記者会見で「大阪都」構想を可能にする新法成立を受け、「府」の名称を変えるための特別法制定に必要な憲法95条に基づく住民投票の実施に意欲を示した。新法には名称変更の規定がなかった。市長は「名称は変えるべきだ。大阪の姿、形が変わると訴えたい」と述べた。

 2014年度には特別区設置の賛否を問う住民投票も予定しており、投票が2種類に分かれることになる。

 地方自治法は「都道府県の名称を変更する際は法律で定める」と規定。憲法95条は、「地方公共団体に適用される特別法は、住民投票の過半数同意がなければ国会で制定できない」と定めている。


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