財政赤字の半減目標は達成可能 消費増税と歳出抑制で 

 国と地方の財政の将来像を示す内閣府の「経済財政の中長期試算」が30日、分かった。消費税増税と歳出抑制の継続により、2015年度の国と地方の基礎的財政収支の赤字を国内総生産(GDP)比で10年度から半減させる財政健全化目標は達成できると明記。ただ20年度に収支を黒字化する目標には届かず、消費税で5・6%分に当たる15・4兆円の赤字と試算した。

 内閣府は試算を31日の閣議に提出する。試算は消費税率が10%では収支の黒字化が難しいことを示した。


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