漬物の衛生規範を全面改正へ 厚労省、立ち入り調査指示  

 厚生労働省は29日、白菜の浅漬けを原因とする北海道の腸管出血性大腸菌O157の集団食中毒を受け、食品衛生法に基づき1981年に定めた漬物の衛生規範を全面改正すると発表した。

 現行の衛生規範は、原材料の野菜の洗浄、殺菌について特に基準を示しておらず、集団食中毒後、北海道の高橋はるみ知事が「基準が不十分との指摘もある」などと発言していた。

 厚労省は同日、都道府県や中核市などに、浅漬けの製造施設の衛生管理をチェックするため立ち入り調査を実施するよう通知した。


  • LINEで送る